研修医の皆さんへ

当院の麻酔科専門研修プログラム研修では、一般手術の麻酔に加え、小児麻酔や産科麻酔、心臓麻酔などの特殊領域の麻酔研修が行えるようにしています。また、関係病院との連携を保ち、短期のローテーションにて一般市中病院での麻酔、特に救急患者の麻酔や超高齢者の麻酔の研修も行えるように努めています。以下にプログラムの一例をお示しします。

研修プログラムの1例

※横スクロースでご確認ください

A B C D
1年次 大学 連携施設B 連携施設A 大学
2年次 大学 連携施設B 連携施設A 大学
3年次 連携施設B 大学 大学 北部連携施設
4年次
(専門医試験)
連携施設A 大学 大学 北部連携施設
大学
5年次 連携施設A 大学 大学 大学
専門医認定後 麻酔部門
(小児・心臓・区域)
ICU部門
(集中治療専門医)
疼痛緩和部門
(ペイン・緩和)
大学院
(学位取得)

麻酔科専門医取得後には、サブスペシャリティ専門医の取得や、成人・小児集中治療、ペインクリニック、緩和医療の研修など、各人の希望に沿った進路を取ることができます。学位取得のために大学院に進学し研究の道にすすむことも可能です。

先輩からのメッセージ

早瀬 一馬

早瀬 一馬

2015年入局

私は広島大学を2006年に卒業し、大阪府内の病院で臨床研修を行いました。2008年に広島大学麻酔蘇生学教室に入局し、広島県内の関連病院も含め4病院で学ばせていただき、麻酔科専門医を取得しました。
2015年に京都府立医科大学麻酔科学教室にうつり、2016年から4年間大学院で全身麻酔中の脳波の研究につかせていただきました。当院での臨床業務は関連病院と連携し、新生児から老年に至るまで症例に困ることはありません。
2020年から集中治療部でCOVID-19と戦い、2021年6月からはペインクリニック、緩和ケアを中心に、手術室や集中治療部でも従事しています。麻酔科領域のサブスペシャリティすべてに関わることができ、患者さんのいろいろな局面に立ち会え、手術室以外にも外来・一般病棟・ICU・緩和ケア病棟と病院全体で患者さんに寄り添った医療を提供できることが麻酔科医としてのよろこびです。
基本領域が麻酔科ということで、急性期から慢性期、終末期まで患者さんを俯瞰的に診察できることが私たち麻酔科医の特徴だと思います。臨床だけでなく研究も行える当院の麻酔科で、共に学び合える仲間になりませんか。